ダナンに半導体×AIの研究拠点「VSAP LAB」が着工|産業が多様化していくダナン

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2025年7月、ダナン市のソフトウェアパーク第2にて、半導体とAIに関する研究開発施設「VSAP LAB(Vietnam Semiconductor and AI Package Lab)」**の建設が始まりました。

この施設は、チップの性能を左右する「パッケージング技術」を中心に、AI分野との応用を視野に入れたR&D(研究開発)と試作品製造の機能を持つラボになる予定です。

VSAP LABとは?:半導体・AI分野の新拠点

VSAP LABは、次世代の半導体チップに必要な「パッケージング技術」やAI応用に関する研究を行う拠点として計画されており、下記のような構成となっています:

  • 名称:VSAP LAB(Vietnam Semiconductor and AI Package Lab)

  • 所在地:ダナン市 ソフトウェアパーク第2

  • 面積:2,288㎡(将来的には5,700㎡まで拡張予定)

  • 投資額:約1,010億VND(約6億円)

  • 運用開始予定:2026年
    施設内には、研究用ラボエリアと、小ロットの試作・製造を行うエリアが併設される予定です。

研究開発だけでなく、製品化前の小規模な試作製造・評価まで可能な体制が整備される予定で、技術者・エンジニア向けの採用や地元大学との人材育成プログラムも視野に入れられています。

なぜ今、ダナンにこうした施設が?

VSAP LABのような施設がダナンに設置される背景には、近年の都市戦略の変化があります。

これまでダナンは、観光業や不動産、ITアウトソーシングなどに経済の多くを依存してきました。しかし、ポストコロナ以降の不安定な観光収入や、グローバルITの人件費競争の中で、より付加価値の高い産業の誘致が課題となっています。

そうした中、近年ベトナム政府は半導体とAI分野を次世代の国家重点産業に位置づけ、2024年には法制度(例:Resolution 136/2024/QH15)も整備。ダナンもそれに呼応し、「スマート都市・ハイテク人材都市」としての都市再設計に取り組んでいます。

外資企業との連携も少しずつ前進

特に注目されるのは、外資系ハイテク企業との接点が着実に増えている点です。

  • 米国のSynopsys(シノプシス)は、ダナンに正式なオフィスを開設し、R&Dエンジニアを中心とした人材拠点としての運用を開始。地元大学との協力や人材教育プログラムも進めています。

  • IntelやMarvellも、ベトナム政府・ダナン市と連携し、半導体・AI分野での研修支援や技術人材育成に関する協議を開始。

  • さらに、FPT SemiconductorやFPT Universityとの地元連携もあり、今後「設計+パッケージング+教育」が三位一体で整備される可能性が出てきました。

これらの企業が一斉に製造拠点を構えているわけではありませんが、「将来的な産業誘致の下地づくり」としては確実に動き始めています。

今後のポジティブなインパクト

今後この施設が順調に稼働すれば:

  • 若者が理工系分野で地元に残って働ける可能性が広がり

  • 外資企業が研究・実証拠点としてダナンを選びやすくなり

  • 技術・知識ベースの都市価値が高まる

こうした流れが、観光・不動産に加えて「ハイテク」という新しい柱を持った都市」への転換にもつながります。

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※出典・参考:

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